ドクターズチョイスを3か月使ってみたの
安いからバンバン使えていいけど、正しいかどうか判断が難しいね
基礎体温と病院での卵胞チェックとも整合性がなかなかとれないの
データもたまってきたので、一旦まとめてみよう
こんばんは、がめです。
3か月前に購入した、排卵検査薬のドクターズチョイス
せっせと記録をし、3周期分溜まったので報告です。
(3周期目の報告ということは、1,2周期目は失敗だったということです。。。)
排卵検査薬だけでなく、基礎体温と病院での卵胞チェックも行っているので、併せて考えたいと思います。
以前のドクターズチョイスを購入したときの記事はこちら。
排卵検査薬ドクターズチョイスを3か月使ってみた所感
排卵検査薬使用の試薬
アメリカに本社がある「ビューティー&ヘルスリサーチ社 (Beauty and Health Research, Inc.)」社製「ワンステップ排卵検査薬クリア」を使用。
20本1,960円(1本あたり98円)でとても安い。実際は1万円までは送料が840円かかるので140円くらいになってしまう。
まとめて買うともっとお得。
送料のかからない1万円以上だと、200本13,800円(1本あたり69円)で買えてしまいます。
日本の薬局での市販品だと1本400円近くしてしまうので、破格の価格です。
尿中LH濃度は、20 IU/Lで(+),40 IU/Lで(++),80 IU/L以上で(+++)とされており、(+)段階がLHサージの始まりとされています。
多くの排卵検査薬は、40 IU/L以上で陽性となるように設定されています。
しかし、ドクターズチョイスの「ワンステップ排卵検査薬クリア」は20 IU/Lから陽性が出るので、2日前から排卵日を予測できます。
排卵検査薬の使用方法
とても丁寧に書かれた説明書が付属してありますので、基本はそのとおりにします。
検査薬のパッケージには、尿に3秒間つけると書いてありますが、付属の説明書には10秒と書いてあります。
判定時間は10分間で、少しでもバンドが出れば、「陽性」となります。
最初は、説明書のとおり10秒、薄い薄いバンドでも陽性としていましたが、それだと全部陽性となってしまったので、問い合わせました。
(陰性検体として、がめの男性尿でも試してみましたが、「陽性」が出てしまいました。)
問い合わせをして、変更した方法は、事項で説明します。
ドクターズチョイスの陽性判定について
説明書どおりで実施した場合、陽性の判定が困難でしたので、問い合わせをしてみました
質問の内容は、常に「陽性」が出てしまうことと、男性尿でも「陽性」が出たことについてです。
> ワンステップ排卵検査薬のテスト結果について、
> まず、常に陽性を示してしまうとのことですが
> その場合、日頃からもしくはその周期にいおいて、LH値が高めでいらっしゃる場合、
> 本製品の感度ですと常に陽性反応を示してしまう場合がございます。
> この対策として、既に判定時間の短縮をお試しいただいておりますが
> 更に判定時間を短くされてみてください。
> この時、カップの尿に浸して、コントロールラインが出た時点で尿から取り出し、
> 底から1-2分(時間は毎度統一してください)時点での判定をしてみてください。
感度が良すぎるために、常に「陽性」が出てしまう人もいるようです。
その場合は、判定時間を10分間から短くするといいようです。
> 現在のテスト結果に、濃淡差はございますでしょうか。
> もしも上記の方法でも常にテストラインが出ているようでしたら
> 判定時間を「7分」として、濃淡の変化でご判断ください。
> だんだんと濃くなり、ある日前回よりも薄くなった時が排卵日当日、もしくは排卵後、という判断となります。
説明書には、濃淡は関係なく、少しもバンドが出れば「陽性」とありました。
しかし、常にバンドが出る人は、その限りではなさそうです。
> 万が一常に変わらずうっすらな陽性で濃淡差判断も難しい結果の場合は
> 排卵直前のLHサージ(LHが急上昇すること)時間が短く、テストのタイミングでそのLHサージをキャッチできないまま
> サージが終わってしまったことも考えられます。
> その場合は今現在の1日のテスト回数をより増やし、こまめにチェックすることで
> LHサージを確認することができると思います。
1日に朝夜の2回検査をしていましたが、その間にLHサージをキャッチできないこともあるんですね。
その場合は、お昼とかにも検査するしかなさそうです。
ドクターズチョイス排卵検査薬では、1本が安いのでこういったことができますが、ほかのものではとてもできません。
> 最後に、男性の尿による検査結果についてですが
> 男性の尿が陽性を示したことは、LHテストの不具合ではなく、
> 下記のようないくつか原因が考えられます。
>
> 1.LH分子は男性にも存在します。正常なLH濃度は成人男性で1~10mIU/mLです。
> しかし、睾丸にダメージを与えるウィルス感染(おたふく風邪など)、
> クラインフェルター症候群のような染色体異常、睾丸の下降異常のような生まれつきの問題
> 放射線照射や化学療法は男性のLH濃度を高め、測定結果が陽性になる可能性があります。
>
> 2.人間の糖タンパクホルモンは4つあり、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(CG)、黄体形成ホルモン(LH)、
> 卵胞刺激ホルモン(FSH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、アルファとベータのサブユニットを持つ二量体です。
> これらのホルモンのアルファサブユニットは同一ですが、ベータサブユニットは違っており、
> 生物学的な特異性をもたらします。
> 甲状腺疾患による男性の高濃度のTSHと男性不妊疾患による男性の精子濃度のFSHは
> アルファサブユニットの濃度を高め、LHの測定結果を陽性にする可能性があります。
1,2のどちらの疾患も考えにくいため、薄く薄くみえるバンドは10 mIU/mLをキャッチしたもので、陰性なのだと判断しました。
これは、製品のロット間差なのか仕様なのかは、わかりませんでした。
問い合わせの結果をまとめ、以下のような検査法に固定しました。
これらの時間等は、個人差がとても出てしまうところになります。
この特性を調べるためだけに、1か月間使ってしまうので、排卵検査薬でLHサージを見つけるのも大変な作業となります。
これを病院で調べたり、1本400円の検査薬で調べるのは金銭的にとても厳しいので、やっぱりドクターズチョイスにしてよかったです。
実際に使ってみた感想
何回も書いていますが、1本が安いのでバンバン使えるのがよかったです。
試すにしても1本数百円だと気が引けてしまいますから。
ただし、調べると何人もの方が書いているように、判定が困難なことも確かです。
道具というものは使い方次第なので、どれだけいいものでも正しく使わなければなりません。
3か月使ってみて、道具の癖を理解しながら、個人差がある判定を行うには、試行回数を増やして記録するしかないと思います。
3か月使ってみたところ、ほかの体調とのタイミングや、個人差のブレを感じることができたので、ドクターズチョイスの排卵検査薬はとても使えるものだと判断しました。
病院に行くと1回数千円かかってしまいます。
それよりも排卵検査薬を使って、自分でLHサージを探す方が確実だし、お金の面でも余裕ができるしとてもいい選択だと思いました。
海外製で、感度や判定が不安!という方も、スクリーニングはドクターズチョイスで行い、ここぞというときにダブルチェックとして日本製のしっかりしたものを使うといいかもしれません。
排卵検査薬ドクターズチョイス3か月間の結果
ドクターズチョイスの3周期分の判定結果
ノートに貼ってまとめています。
生理からの日数を記載しています。
あとは、病院に行った時の情報や基礎体温と生理周期から予想される排卵日を記載しています。
1周期目の結果
生理から19日目の朝に(+++)が出ました。
ずっと同じような薄い陽性(あとで陰性にすることにしました)が続き、不安でしたが、陽性は一目瞭然でした。
1分間でコントロールラインと同時くらいに、バンドが出てきて、バンドも濃くてハッキリしていました。
19日目の夜、20日目の朝と3回(+++)が続き、夜には(++)になったあと、陰性となりました。
2周期目の結果
生理から21日目の昼に(+)と陽性になり、夜には(+++)に。
22日目の朝と夜は(+++)が続き、23日目朝に(++)になったあと、陰性となりました。
3周期目の結果
前2周期と違い、なかなか陽性が出ず、本当に正しいか不安な日々を過ごしていました。
生理から26日目の朝に(++)、夜に(++)の陽性が。
27日目の朝から夜、28日目の朝まで(+++)で陽性。
28日目の夜に(++)となり、29日目の朝(+)のあと、陰性となりました。
排卵検査薬と基礎体温の相関性
基礎体温から見る排卵日予測の基礎
基礎体温は、「低温期」と「高温期」からなります。
生理後14日ほど「低温期」が続き、排卵日当日が一番体温が低くなります。
その後「高温期」に以降するのが一般的です。
排卵日の推定には体温陥落日、低温相最終日、高温相初日などあるが基礎体温と排卵日の関連性を調べた報告によると排卵日との一致率は体温欠落日が28.4%、低温相最終日が62.5%と結論づけている。
千石ら(1985)「基礎体温法による排卵および排卵日診断における正確性に関する検討」日不妊会誌; 35:219-223
こういった研究結果もあるので、現在ではあまり基礎体温のみで排卵日を予測することはしないそうです。
実際の測定結果
排卵検査薬と卵胞チェックの相関性
卵胞の大きさから見る排卵日予測の基礎
卵胞の大きさは、個人で測定できないので病院での超音波検査となります。
実際の卵胞を目視するので、確実な検査とされていますが、手間も費用もかかってしまいます。
また、排卵する大きさは、個人差と周期差が大きいため、正確な排卵日を知るには毎日観察する必要があります。
一日2mmずつ卵胞径が増大し、排卵前日には約22mmに達する。
一般社団法人日本生殖医学会(2017)「生殖医療の必修知識」
と目安はあるようです。
実際問題、普通の生活してたら毎日検査は無理なので、そこまで正確な判定ができるとは思いません。
実際の測定結果
1周期目は、生理から11日目に病院へ。
11.2 mmでした。
排卵までもう少しかかるということで、2日後の13日目に再度病院へ。
16.4 mmということで、排卵日2日前と予想されました。
2周期目は、生理から15日目に病院へ。
13 mmでした。
2日後の17日目に再度病院へ行き、19 mm。
排卵日前日くらいかもしれないが、と言われました。
3周期目は、生理から20日目に病院へ。
11.4 mmでした。
これが排卵後か排卵前で成長が遅いだけなのかは、超音波検査だけではわかりませんでした。
科学的根拠に基づいた排卵日予測の考察
排卵検査薬ドクターズチョイスの判定結果
最初は結果判定に苦慮しましたが、検査法を固定してからは安定した結果が出ています。
陽性のバンドも、1周期に(+++)が数回つづき、その後陰性になる、という安定した結果となっています。
したがって、排卵検査薬ドクターズチョイスは、正確・高感度にLHサージを検出できていると考えます。
尿中LHサージから見る排卵日の推定
自然周期では,血中LH値,およびE2値と有意(p<0.001)に相関して尿中LHは順調に増加するパターンを示し,尿中LH(+)出現日から卵胞破裂まで平均1.9日,基礎体温表上の高温相への移行まで平均2.9日であった
河野ら(1992)「尿中LHサージからみた排卵予測」日内分泌会誌 68.1188-1196
少し古い論文ですが、これで研究が止まっているということは、”正しい”ということです。
論文でも、尿中LH(+)が出てから約2日後に排卵日という結論です。
ドクターズチョイスの説明書どおりですし、最初に(+)が出てから2日後に陰性となるので、正しいと判断しています。
排卵検査薬、基礎体温と卵胞チェックの相関性から見る排卵日の推定
排卵検査薬ドクターズチョイスの感度と精度については問題なし。
そこから2日後が排卵日というのも間違いなさそう。
ですが、基礎体温と卵胞の大きさチェックとの関係性には問題ありです。
基礎体温は、もともとそこまで排卵日予測に適していないとのことなので、無視してしまって大丈夫だと思います。
卵胞の大きさは、病院でしっかり見てもらっていますが、大きさとLHサージとの間に数日間の乖離があります。
これは、どんな文献を調べても、病院の先生に聞いても、真実がわかりません。
実際、排卵日がいつかを正確に知るには、毎日、卵胞をチェックして排卵したかどうかを観察するしかなさそうです。
参考となるサイト「日本産婦人科医会」ホームページ
お医者さん向けかもしれませんが、とても詳しい説明がふんだんに盛り込まれています。
難しい話も多いので、すべてを理解することはできませんが、参考になります。
読み物が好きな方や科学的な根拠を学習したい方には、必見のホームページだと思われます。
産婦人科ゼミナール
栗林先生・杉山先生の開業医のための不妊ワンポイントレッスン
4.排卵の予測
4.排卵の予測排卵日検査法 (卵胞計測、血液検査、尿中LH検査、基礎体温) 排卵の予測には卵胞発育を直接評価して予測する方法…
【結論】ぴよんの排卵日予測のしかたまとめ
検査の信頼度は、このように結論付けました。
したがって、排卵検査薬ドクターズチョイスの結果を信じて、LHで陽性(+++)が出た2日後を排卵日とすることにしました。
卵胞の大きさは、真実の値なんでしょうが、何mmで排卵するかは周期によって異なるため、予測が困難です。
毎日、病院で検査できるような方であれば、病院が最も確実な方法かと思います。
あくまでも個人差がある話で、ぴよんのみの話とはなりますが、排卵検査薬でチェックすることが排卵日予測では一番いい方法となりました。
排卵検査薬が400円だっとしたら、病院に行くのと価格差が小さくなるので話は変わるかもしれません。
ドクターズチョイス排卵検査薬のステマみたいですが、以上となります。
あとは妊娠するか、神のみぞ知るところです。
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ベビ待ち夫婦に選ばれている【ピンクゼリー】って?
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