体外受精の記録について、計3回の採卵をし、移植を行う運びとなりました。
移植は、受精が確認された受精卵を培養液の中で育て、順調に発育した良好な胚を選び、その胚を子宮内に戻すことをいいます。
クスリを使ってタイミングを合わせ、妊娠しやすい状態にして戻すので、着床の確率も高くなります。
今回、移植を2回経験し、めでたく妊娠することができましたので記録したいと思います。
妊娠するまでにしたこと
まず計画をカウンセリング
凍結胚が保存されているため、いつでも好きなときに移植が開始できます。
私たちは、仕事の都合等も考え、半年ほど寝かせていました。
いつでも好きなときに開始できるとは言いましたが、電話してじゃあ明日!というわけにはいきません。
周期を安定させたりと1か月は最低でも準備がかかりますので、産みたいと思う月から逆算して計画を立てていきます。
通っている病院の場合、まずオンラインでのカウンセリング診断を受け、日程の調整を行いました。
あとは、どの凍結胚を戻すかの話し合いになるのですが、基本的にはグレードが良い胚からになるかと思います。
私たちは、着床前スクリーニングを行った胚もあり、その結果は病院側は知らないということで、そちらも検討の余地がありましたが、今回は見送ることになりました。
移植準備
排卵周期を安定化するために、ホルモン剤を打ったりしなくてはいけません。
採卵のときと比べると、移植の方があっさりとしていて、準備としては手間がかかりません。
体外受精の集大成ではあるけれど、ここまできたら気持ちの問題もかなりあるかもしれません。
移植当日
移植は、採卵と異なり麻酔なしで30分ほどで終了します。
内診とほぼ変わらない感じです。
ただ、1回目の移植のときに、「(胚がきちんと)入ったかな?見えないけど、たぶん入っている。」と言われとても不安な気持ちになりました。
結果判定
1回目は、化学流産しました。
お医者さんの発言のせいで、きちんと受精卵が入って、着床したかどうかも疑問が残り、病院への不信感も残りました。
2回目も、大きめの血の塊が出てきたりと、今回もダメか・・・と思っていたのですが、まさかの赤ちゃんはちゃんと生きてます!宣言が!
見事に妊娠しました!!!
2回目までに妊娠する人が多いと聞いていて、その確率を越えられるかめちゃくちゃ悩んで心配でしたが、平均に漏れず妊娠できて本当によかったです。
今後の体外受精の予定
今回は2回の移植で無事に妊娠することができて、とても喜ばしいとともにほっとしています。
体外受精は、人工的に妊娠しやすい状況をつくるといっても100%妊娠するわけではもちろんなく、確率は高いものではありません。
2,3回の移植で妊娠する人が多いのは、統計上の事実ですが、そうでない人ももちろんいらっしゃいます。
1回目、妊娠しなかったときは、とても悲しくなり、今後のことも不安でしたが前を向き、妊娠することができました。
採卵にて保存している卵はまだあり、次の子のことも視野にいれていますので、そのまま凍結保存する予定です。
いい状態の卵から移植したので、2個はなくなってしまっていますが、妊娠して出産後に採卵した卵よりはかなり状態のいいはずなので、保存が正解かと思います。
保存の料金がそれなりにかかってしまいますが、しかたないかなと思います。
最後になりましたが、一番大変なのではどうしても女性側になります。
採卵から移植の準備から当日まですべて大変ですし、妊娠しても大変です。
本当にここまでがんばってくれて感謝しかありません。ありがとう。
男は本当に見ていることしかできませんが、その分、フォローとケアをきっちりしていくことが大切だとつくづく実感しました。