息子のごまはインターナショナルプリスクールに通っております。
最初こそ話すだけでしたが、そろそろ年齢的にも読み書きができなくてはなりません。
日本語もスクールで教わりますが、補足は親ができるので問題ありません。
問題となるのは、英単語です。
両親とも日本人ですので、英単語は中学英語から丸暗記で覚えた記憶しかありません。
子どもの英単語の覚え方って、どうするんだろう。
さらにいえば、英語圏の人たちはどうやって英単語を覚えているんだろう。
通っているインターナショナルスクールでは、フォニックスを用いて英語を覚えていきます。
そこにサイトワードを追加して、補強していく感じです。
親からしたら、フォニックス???だったので、詳しく調べてみました。
英単語の覚え方のフォニックスってなに?
簡単にいえば、「英語のスペルと発音の規則性をルール化した学習法」となります。
アルファベットを音として覚え、スペルを見たときにその音をつなぎ合わせるように発音します。
そのときにルールを適用して、発音する・・・という感じみたいです。
ルールは大まかには一緒だけど、細かいルールは作る人によって異なるようです。
例えば、「P」はアルファベットで「ピー」と読みますが、これを「プ」と覚えます。
「I」は「アイ」ではなく、「イ」と覚え、「G」は「ジー」ではなく、「グ」と覚えます。
そのように覚えていると「PIG」を見たときに、「プ」「イ」「グ」と発音し、つなぎ合わせると「ピッグ」と読める。
これがフォニックスと呼ばれる覚え方です。
この基本の発音に加え、法則をルール化したものを適用していきます。
代表的なルールが、魔法のEとかサイレントEとか呼ばれるものになります。
最後のeの文字がサイレントになる(サイレント=発音しない)。
母音の部分が基本の音読みではなく、アルファベット読みに変わる。
「LIKE」だと、「ル」「イ」「ク」「エ」となるはずですが、実際は「ル」「アイ」「ク」で「ライク」と発音しますね。
後ろ3文字が母音+子音+eで並んだら、最後のeの音が消えて、母音がアルファベット読みになるというルールがあるからです。
こういった規則性に関するルールが様々あり、それに従うのがフォニックスということになります。
フォニックスに従うと、70%くらいの単語は知らなくても読めるようになってしまいます。
ルールが多すぎて、覚えるのはとても困難に思いますが、感覚でどうにかなっていくのでしょうか。
フォニックスを補強するサイトワードってなに?
「例外の音」を学び、フォニックスを補強するのが「サイトワード」です。
基本的に丸暗記するしかない単語で、重要な単語もかなり含まれています。
フォニックスに習熟してきたネイティブの子たちは、必ずサイトワーズ(Sight Words)と呼ばれる単語を学びます。
フォニックスの規則から外れた「例外的な発音をする単語」のグループです。
サイトワーズの多くが日常会話や文章で頻出する基本単語なのですが、発音の規則に当てはまらないものも多く含まれています。
視覚(sight)で音を丸暗記するしかない単語という意味で、サイトワーズと呼ばれます。
フォニックスをマスターしたうえで、サイトワーズの読み方を学習すれば、子ども向けのコンテンツに登場する英単語は、ほとんどカバーできます。
小学校入学前にここまでできてしまうと、これ以降、子どもが「自分で学ぶ」のがとても楽になります。
覚え方としては、カードの形状にして問題を出すとか、目に見えるところ(トイレのとびらとか)に貼っておくとかして覚えるしかありません。
古い方法ですが効果的な方法として、単語カードというものもあります。
言葉を覚える中で、例外は必ずありますし、よく使う単語ほど変化していくのは日本語も同じですね。
無理して覚えなくても文章中に出てくる単語を覚えるだけでも、サイトワーズはかなりの範囲をまかなえそうです。
子どもの英語力向上には必然的に親の努力が必要になってくる
結論からいうと、
(日本人もひらがな、カタカナ、漢字を努力して覚えます。)
ただし、母国語の場合、親が日常的に使っていたり、注意したりすることで努力を努力と感じずに覚えることが可能です。
日本人にとって、英語を覚えるうえで難しいのはここだと感じました。
結果、親が子どもに教えられるくらい英語が話せないと、子どもが流暢に話すのは難しいなぁと感じました。
たまたま海外旅行しているときに、子どもが間違った英語を話し、それを親が言い直させているのを見たことがあります。
windowというスペルを覚えるとき、親が次のように言います。
「Okay, boy, try to say the spelling of “window”」
子どもは「w-i-n-d-o」と言うと親は「and, “w”」といいます。
そして少しずつスペルを覚えます。
子どもが、「We finally reached to the station.」と言えば、
親は「No, you have to say, “we finally reached the station.”」と訂正します。
日本語も同様に、間違っていたら訂正しますもんね。
英語でも日本語でも、覚え方に違いはないけれど、子どもの間違いを的確に修正できない親のせいで、覚える難易度があがると認識させられた事例でした。
日本人が英語を話せないのは、理由があってはっきりと以下の2点のせいです。
①②どちらも、現在はインターナショナルスクールに通っているためカバーできています。
ごま(息子)も英語力はかなりついてきており、読み書きはなんとか親が教えられそうです。
しかし、①②の解決はできませんので、そういう場合は、オンライン英会話が一番手っ取り早いなぁと感じるところです。
日本語の普通の園に通う人や小学生でも、アウトプットの場としてオンライン英会話をすると、英語力が一気に伸びるので、うちも卒園したら入会を考えています。