採卵後2周期目までに2カ月ちかくかかった
採卵後、周期が安定していればすぐにでも次の採卵をしようと計画していました。
採卵後、すぐに1周期目(というのかわかりませんが)が来て、次の周期へつながっていきます。
通常28日くらいが1周期と言われていますが、なかなか予兆がこず、安定しませんでした。
採卵後は安定しないこともある、とのことだったのでしばらくは様子見していました。
しかし、さすがに40日を越えたあたりから不安になってきました。
周期がスタートしないことには、採卵の準備もできませんので、スケジュールも立てられません。
結果、50数日後にスタートしました。
採卵準備の際に、ホルモンを足したりするせいで、重くなってしまったりその後のバランスに少し影響が出てしまったようです。
ホルモンバランスは少しでも敏感に影響が出ますので、今回のような周期の遅れが発生したものと考えられます。
実は子宮内膜症だった!?1年以上通院してチョコレート嚢胞と言われた
周期の遅れと関係があったかはわかりませんが、内診の際にチョコレート嚢胞がある?と言われました。
チョコレート嚢胞とは、子宮内膜症のことです。
日本内分泌学会は次のように書いています。
子宮内膜(あるいはそれに似た組織)が、子宮以外の場所(異所性)に存在することにより、様々な症状や障害が引き起こされる病気です。
最も多い発生部位は骨盤腹膜や卵巣ですが、骨盤内の様々な臓器(膀胱、尿管、直腸、S状結腸、虫垂、卵管など)に加えて、骨盤外の様々な臓器や部位にもみられることがあります。
月経時に内膜症病変においても出血が起こるため、それによる炎症や骨盤内臓器同士の癒着が起こります。
また卵巣に子宮内膜症が発生すると、月経毎に出血が卵巣内に貯まり卵巣嚢腫が出来ます。
この卵巣嚢腫の内容物は古い血液のためチョコレート様の液体となり、チョコレート嚢腫とも呼ばれています。
子宮内腔ではなく子宮の壁(子宮平滑筋)の中に子宮内膜様の組織が存在するものを、子宮腺筋症と言います。
月経時の下腹痛や腰痛などの月経痛、月経時以外の下腹部痛や腰痛、また排便痛などの疼痛症状が主体です。
半数の方には、不妊症も引き起こします。
その他、腸、膀胱、あるいは肺などの様々な臓器に広がった場合は、便通の異常、下血、血尿、喀血などの症状が月経時に出現あるいは増強することがあります。
子宮内膜症はエストロゲンというホルモンで進展・増悪しますので、月経がある限り、多くの内膜症は進行します。
特に卵巣ではしばしばチョコレート嚢胞が出来て、子宮、卵巣、卵管、腸管などとの間で癒着が生じ、最終的には骨盤内のスペースが消失するほど骨盤内臓器の癒着がひどくなることもあります。
ただし、閉経すれば内膜症の病勢は止まるので、関連する様々な症状は消失あるいは改善されます。
一定のサイズを超える卵巣チョコレート嚢胞は稀に癌化することがあるので、症状が無くても手術で摘出するか定期的なフォローアップが必要になります。
一般社団法人 日本内分泌学会ホームページより引用
子宮内膜症|一般の皆様へ|日本内分泌学会
すごい怖いことばかり書いてありますね。
病気って調べると怖いことしか書いていないので、あまり調べない方がいいと思いつつ、調べてしまいます。
半数の方は不妊とか月経痛がひどいとかは、チョコレートのせいか!とこのときになりました。
チョコレート嚢胞の治療法は子どもを産むしかない?
チョコレート嚢胞と診断されて、心配な日々がつづきます。
大きくない場合、手術で取るのもリスクが高すぎるので、一旦様子見するしかないようです。
子どもを産めば治ることが多いとのことでしたが、そもそも不妊になるのならそれも難しいんじゃ・・・と思いつつ日々を悶々と過ごします。
そうこうして、何度か病院に通っていると、チョコレート?そんなの見えないけど?
と、内診で言われました。
ある可能性も否定できないけど、心配するほどではないとのことでした。
前の診断はなんだったのか。
どちらにせよ、周期が安定し、準備を進めて次回の移植に向かっていくしかありませんので、がんばりたいと思います。